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映画からみるプラダの世界的人気

かつてイタリアの巨匠、エンポリオアルマーニをフィーチャーした映画、〝アルマーニ〟が世に出た時、空前の大ヒットとなりました。アルマーニが一大ブランド王国を作り上げるまでのサクセスストーリーから、プライベートの素顔までをドキュメンタリー風にとったものです。

しかし、プラダは映画に対して違うアプローチを取りました。厳密にいうとプラダ自身がとったのではなく、第3者が〝そうさせた〟のです。映画のタイトルにブランド名が入り、それを誰もが固有名詞として認知したことは今までにありませんでした。

プラダを着た悪魔この映画の原作著者は、ファッション雑誌、米ヴォーグの元編集長という経歴を持ち、業界内での自らの経験をベースにしてこのストーリーをつくりあげました。この小説は世界27カ国語で翻訳されており、映画版は2006年6月30日にアメリカで公開されたのを皮切りに、初日からの3日間の興行収入は2753万7244ドルで第2位となりました。同日公開したスーパーマンリターンズに続く快挙でした。
ベテラン女優のメリル•ストリープ、新人女優のアン•ハサウェイという2人の異なるキャラクターによるプラダの着こなしが新鮮で、プラダのイメージアップにも貢献しました。

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欧米の編集者がプラダのバッグが好きな理由

ストーリー中、これまでに発表されてきたあらゆるタイプのバックが登場します。安室奈美恵を起用したヴィダルサスーンのコマーシャルのスタイリングを手掛けたことで、現在日本でもその名を広めつつあるトップスタイリストのパトリシア•フィールドによるコーディネートは脇役のアクセサリーさえ、時折主役に見立てる不思議なオーラを持っています。

欧米にはヴォーグをはじめ、エル、コスモポリタン、マリークレールなど女性向けのファッション雑誌が多く存在します。これらの編集社で働くほとんどが最先端のファッションに身を包んだ編集者たち。
日本の雑誌では、コレクションに訪れる彼女たちのスナップ写真がお手本のように紹介され、中には一週間コーディネートを組んで特集される編集者もいます。そこに必ずと言っていいほど登場するのがプラダのバック。新作もあれば、歴代のものを愛用している者も多数あり、彼女たちの日常にとけ込んでいるのが垣間見えます。

それほどまでにプラダのバックが人気な理由とは?—それはひとつにステイタスがあげられます。誰もがブランド力に信頼感をもつブランドのバックをもつことは安心感を与えてくれます。ふたつめに商品がシンプルに魅力的だということです。機能性、デザインの両方を兼ね備えていることがファッションの最先端を行く編集者たちを虜にしています。

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コーディネートに欠かせないプラダのアクセサリー

プラダはアクセサリー類もバリエーションに富んでいます。ここ数年、人気が高まっているのがバングルです。キャンディーを想像させるようなビタミンカラーを使った太めのプラスチックのバングルが定番化しつつあるようです。コーディネートにひとつ加えるだけで華を添えてくれます。

コレクション会場のスナップ写真などにも、トップモデルや編集者たちがコーディネートに取り入れているのを見かけます。おしゃれの達人たちは、そのバングルを肘まで埋め尽くすほどに重ね付けしたり、合わせ方もウィットに富んでいます。

また、パンプスなどの靴類もしかり。プラダのパンプスはヒール部分とつま先の形が独特なことで有名ですが、履き心地も抜群といわれています。建築物のように巧妙に設計されたパンプスは、それが足に纏うものだということを忘れてしまうほど美しいのです。ヒールは通常9センチ以上で、かなりのハイヒールですが、履いてみるとまるでローファーのように心地よく、脚全体も綺麗に見せてくれます。

洋服類と比べると、靴類はやや派手めなデザインの傾向にあります。ショッキングピンクや蛍光イエローなどの奇抜な色使い、男性用革靴のディテールに紅葉を思わせる秋色のグラデーションでパッチワークしたデザインなど、通常脇役である靴を見事に主役化させています。
〝おしゃれは足もとから〟とはいったものですが、プラダはこれを真に示しています。

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ファッション最先端の暗号PRADA

プラダネームタグ暗号の類語は、印です。英語でいうと〝code〟または、〝sign〟となります。つまり、説明を介さずにそれを見ただけで何を表しているかわかるもののことです。
例えば、ルイヴィトン、グッチ、シャネルのバック類がそうであるようにブランドにはロゴがあります。プラダもまた同じようにプラダと刻印されているマークがどのバック類にも入っています。これらは暗号として分かりやすい例です。それでは洋服はどうでしょうか?プラダの場合、レディースとメンズで異なります。前者は、シルエットと色使いでなんとなくプラダとわかってしまい、後者はシャープなカッティングと優しい色の組み合わせだそうです。

明確な暗号=ネームタグは服の内側につけられています。これは着る者にしか読み取れないものです。見た目だけでプラダの洋服を着ていることは、対する他者に対して、自分が何者かであることを伝える手段でもあるようです。

個性の強いデザインなので誰もが着こなせるわけではないのがまたプラダの魅力です。それをただ身に纏うことは出来ますが、似合うこととはまた別問題です。自分をよく知る者こそ、プラダを選ぶのです。プラダの最新コレクションを着こなしているならば、それはファッション通、つまり最先端ということになるでしょう。

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プラダの作り出すラグジュアリー感

作中にでてくる編集長役のメリル•ストリープ、そしてひたむきにそのもとで頑張る主人公役には『プリティ•プリンセス』シリーズのアン•ハサウェイが配役されていますが、日本の雑誌業界では考えられないような編集者の豪勢な生活ぶりが映し出されます。

ハイヒール例えば、編集長が運転手付きのリムジンで移動、アシスタントが数名、社内にはお洒落な個室があるのは当たり前など現実にある待遇が描かれています。それらのシーンに前述のメインキャラクターの二人がそれぞれにプラダを着て演じます。編集長は、まるで一セレブのような暮らしぶりにマッチしたわりと派手目なものを、そしてアン•ハサウェイは新米の若い娘らしく可愛いめのテイストのものをスタイリングしています。どちらとも同じブランドを着用しているのにまるで違うもののようにみえるのは、キャラクター設定のちがいからのようです。

しかし、どのような場面においてもなぜかラグジュアリー感が漂っているのは、さすが。他の世界のトップブランドとさまざまにコーディネートしてもひと際香り立つような女性らしい上品さを醸し出しているーそれがスクリーンの中のプラダの洋服なのです。

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映画から見たプラダの魅力

プラダを着た悪魔は2003年に刊行されたローレン•ワイズバーガーによるアメリカの小説作品で、2006年に脚色され、映画化された大ヒットムービです。

ジャーナリスト志望の主人公がまるで悪魔のような最悪な上司のもとでひたむきに頑張る姿を描いた物語。原作著者のワイズバーガー自身もファッション雑誌〝ヴォーグ〟の編集長を経験したことがあり、実体験がもとになっているとされ、同誌のカリスマ編集長、アナ•ウィンターが作中に登場する編集長のモデルであるといわれています。

映画のタイトルにプラダとつくように、プラダの洋服が数多く登場します。シャネルやフェンディ、ルイヴィトンなどの世界のトップブランドとコーディネートされ、ストーリー中の編集長の醜態ぶりはさておき、ファッション界の華やかさを世の中に知らしめてくれた映画です。プラダの洋服は最新作とともに過去の代表的なアイテム、そしてこの映画のためだけに作られたドレスやコートも登場します。
『色とりどりの世界』—まるで万華鏡を除いているように次々と変えられる衣装に女性ならば誰しも、溜息が出るほどの美しい世界です。
ストーリーとともにプラダの今日までの歩みを一気に見れる事もこの映画の後醍味です。

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